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挫傷・挫創

登録日:
2017-03-16
最終更新日:
2017-03-28
横田和典 (広島大学病院形成外科教授)
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  • ■疾患メモ

    挫傷とは,鈍的外力による損傷のうち,皮膚の断裂を伴わず内部組織のみの障害を言う。

    挫創とは,同じく鈍的外力による損傷のうち,体表への出血を伴うものである。

    ■代表的症状・検査所見

    【症状】

    〈挫傷〉

    内出血・血腫:皮膚の断裂がないため外出血はないが,皮下および深部に出血していることがある。血腫が大きくなれば,周囲組織を圧排し障害を起こすことがある。

    深部組織の損傷:血管損傷による血行障害,神経損傷による麻痺・知覚障害,骨折などが伴う。

    〈挫創〉

    出血:創面から出血している。

    創汚染:受傷した環境によっては,異物の混入により創面が汚染されていると考える。

    周囲組織の損傷:鈍的外力による損傷であるため,創面だけでなく周囲にも挫傷を伴う。

    深部組織の損傷:血管損傷による血行障害,神経損傷による麻痺・知覚障害,骨折などが伴う。

    【検査所見】

    挫傷・挫創の重症度は視診によりほぼ判定可能であるが,合併損傷の有無,程度を判定するには以下の検査を要する。

    バイタルサイン:大量出血の際,血圧の低下や頻脈を呈する。

    血液検査:大量出血をしている場合,貧血の程度が判定可能となる。

    X線:主に骨損傷の有無を精査する。

    CT:深部合併損傷の広範なスクリーニングに有用である。

    MRI:深部合併損傷,筋挫傷,内臓器創傷の判定に有用である。

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