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広範な浸潤所見を示す骨盤内腫瘤…悪性腫瘍?[画像診断道場〜実はこうだった(91)]

No.4888 (2017年12月30日発行) P.5

福永 健 (鳥取大学画像診断治療学分野)

藤井進也 (鳥取大学画像診断治療学分野)

原田 省 (鳥取大学生殖機能医学分野)

登録日: 2017-12-28

最終更新日: 2017-12-25

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広範な浸潤所見を示す骨盤内腫瘤…悪性腫瘍?

60歳代,女性。下肢の浮腫と38℃台の発熱を主訴に他院を受診し,CTにて骨盤内腫瘤を指摘された。他院での造影CTと当院で撮像されたMRIの画像を示す。
既往歴:30年前よりIUD(intrauterine device)留置,胃癌手術(8年前)。
来院時内診:子宮の腫大,可動性不良,子宮傍結合織に硬結あり。
血液生化学:CRP 0.72mg/dL,WBC 1万300/μL,Plt 42万/μL,赤沈112 mm/時。
腫瘍マーカー:CEA,CA19-9,CA125,いずれも正常範囲内。


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