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「多様な症状」は「機能性身体症状」で合意【HPVワクチン】

登録日: 2017-12-01

最終更新日: 2017-12-01

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厚生科学審議会の副反応検討部会(桃井眞里子部会長)と薬事・食品衛生審議会の安全対策調査会(五十嵐隆会長)の合同会議が11月29日に開かれ、子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)の接種歴の有無にかかわらず報告されている原因不明の「多様な症状」を「機能性身体症状」と位置づけることを決めた。

「多様な症状」を巡っては、医師の専門性の違いや主症状の違いなどから、同一と思われる状態でもさまざまな傷病名で診療が行われており、問題視されている。

桃井氏は、「機能性身体症状は、器質的疾患と違って検査指針やバイオマーカーがなく、医学界でさえ(正しく)理解されていない」と指摘。「この状況がより混乱に拍車をかけている」として、多面的な方策や情報提供の必要性を訴えた。

これを受け厚労省は、「ファクトベースであることは重要だが、情報の受け手がしっかり理解できることが大事」だとして前向きな姿勢を見せた。

合同会議ではこのほか、2014年1月の検討以降、新たな質の高いエビデンスはないことを確認した。

桃井氏は、「このワクチンに関しては、科学的データを示すだけでは国民がメリットとリスクを受け止めきれないと思う」と話した

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