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CKD診療ガイドの改訂

No.4695 (2014年04月19日発行) P.57

廣村桂樹 (群馬大学生体統御内科准教授)

登録日: 2014-04-19

最終更新日: 2016-10-26

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2002年,米国腎臓財団からCKDの概念が提唱され,10年以上が経過した。CKDは腎障害(特に蛋白尿)または腎機能低下(GFR<60mL/分/1.73m2)のいずれか,または両方が3カ月以上続く状態と定義され,わが国では約1300万人が罹患する疾病として認識されるようになった。
かかりつけ医を対象とした『CKD診療ガイド』が2007年に日本腎臓学会により作成され,2009年の小改訂を経て,2012年に再改訂版(文献1)が発表された。今回の主な改訂点は以下の通りである。
(1)CKDの重症度を示すCGA分類が取り入れられた。これは原疾患(Cause:C),腎機能(GFR:G),蛋白尿(アルブミン尿:A)の3点より重症度を評価するものである。
(2)血圧の管理目標が130/80mmHg未満から130/80mmHg以下となった。高齢者では140/90mmHgを最初の目標とし,収縮期血圧110mmHg未満を避けることが加わった。
(3)以前は降圧にはACE阻害薬かARBが第一選択であったが,蛋白尿陰性の非糖尿病患者(主に腎硬化症)では,降圧薬の種類は問わずに患者の病態に合わせて選択することが推奨された。
なお,腎臓専門医対象の『CKD診療ガイドライン』も2013年に改訂版(文献2)が発表された。クリニカルクエスチョン形式で記述され,かかりつけ医でも日々の診療に役立つ内容となっている。

【文献】


1) 日本腎臓学会 編:CKD診療ガイド2012. 東京医学社, 2012.
2) 日本腎臓学会 編:エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2013. 東京医学社, 2013.
[1)2)とも日本腎臓学会のホームページ(http://www.jsn.or.jp/)で閲覧,ダウンロード可]

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