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■NEWS 東京都医師会・尾﨑会長が6期目を目指し会長選出馬を表明

登録日: 2025-04-18

最終更新日: 2025-04-18

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東京都医師会の尾﨑治夫会長は4月16日、6期目を目指し6月の都医会長選に立候補する考えを明らかにした。都医会館で開かれた会員有志の政策勉強会「駿河台クラブ」で正式に表明した。「東京の医療・介護は2030年に向けて急速に変化する。想像以上に厳しい状況になるが、2030年代を見据えた医療体制を構築していくためにも、火中の栗を拾う気持ちでもう1期チャレンジしたい」と決意を述べた。

尾﨑氏は都医の次期体制について「若返りと女性役員を選出したい」との方針を示した。

「医師会は日本医師会の代議員会などを見ても圧倒的に男社会」とした上で、副会長の一人に女性を登用する意向を明らかにした。

6期目で取り組む課題については、医療の地方分権化の重要性を強調。「今後は人口動態や医療需要、疾病構造などが全国一律で同じように進むわけではない」と指摘し、各都道府県と都道府県医師会が議論しながら地域の実情に応じた必要な予算をまとめて国に要望、獲得した財源を全国に分配する新たな仕組みを構築することで、「各地域がやりたい医療や介護、福祉を行うことができる」との考えを示した。その上で「十四大都市医師会連絡協議会をベースとした都市型医療の近未来を検討する協議会を立ち上げ、都市部の抱える医療の課題解決に取り組みたい」と抱負を語った。

尾﨑氏は、東久留米市で内科循環器科クリニックを開業する内科医。東久留米医師会長、都医副会長を経て、2015年に野中博前会長の後継者として都医会長に初当選した。

6期目となる都医会長選に出馬を表明した尾﨑氏

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