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実写版映画『シンデレラ』鑑賞記 [なかのとおるのええ加減でいきまっせ!(50)]

No.4754 (2015年06月06日発行) P.75

仲野 徹 (大阪大学病理学教授)

登録日: 2016-09-08

最終更新日: 2017-02-17

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  • ディズニー映画『シンデレラ』を見に行った。隣の席に、同年代のえらく太ったおっちゃんが座った。うわっ、シンデレラを一人で見に来るおっさんおるのか。って、私も同じく一人やったんですけど…。

    暑そうにうちわであおぎながら話しかけられた。「男の人が一人でこういう映画って珍しいですな」。うわっ、やっぱりそう思われてるんや。でも、あんたも一緒やんか。言われる筋合いはないわ。

    「監督のケネス・ブラナーが好きなんで」と言い訳をすると、「それはお目が高い。この映画、むちゃくちゃ面白くて10回以上見てますねん」。う〜ん、世の中にはいろんな人がいるもんです。

    映画館では、まず、しょうもないコマーシャルで気持ちを整えるのが好きなのであるが、それもかなわず。おじさんとお話をしている間に予告編開始、そして本編。

    いやぁ、よくできた映画だった。監督はもちろん、主演のリリー・ジェームズの演技と表情、それに、継母のケイト・ブランシェットの憎ったらしさが最高だった。

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