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転移性去勢感受性前立腺癌(mCSPC)に対する治療戦略に関する最新のトピックスについて

No.5105 (2022年02月26日発行) P.56

神波大己 (熊本大学大学院生命科学研究部 泌尿器科学講座教授)

寺田直樹 (宮崎大学医学部発達泌尿生殖医学講座 泌尿器科学分野准教授)

登録日: 2022-02-28

最終更新日: 2022-02-21

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  • 最近,転移性去勢感受性前立腺癌(metastatic castration sensitive prostate cancer:mCSPC)に対する初期治療の戦略が目まぐるしく進歩してきています。最新のトピックスとそれに対する先生のご意見をお聞かせ下さい。
    宮崎大学・寺田直樹先生にご解説をお願いします。

    【質問者】

    神波大己 熊本大学大学院生命科学研究部 泌尿器科学講座教授


    【回答】

     【ARATとドセタキセルと局所放射線治療を病態に応じて選択する】

    mCSPCに対する初期治療として,アンドロゲン除去療法(androgen deprivation therapy:ADT)にドセタキセル(DOC)を併用する,いわゆるupfront DOCを行うことにより,特に転移量の多い患者において予後が延長すると報告されました。その後,ADTにアンドロゲン受容体経路標的治療薬(androgen receptor-axis- targeted therapy:ARAT)であるアビラテロン,エンザルタミド,アパルタミドのいずれかを併用するupfront ARATにより,転移量によらず予後が延長することが示されました。一方,ADTに局所放射線治療(radiation therapy:RT)を併用する試験では,転移量の少ない患者においてのみ予後延長効果が示されました。これらの治療をどのような患者に,どのように組み合わせるべきか,最新のトピックスと,それらに基づく私見を示します。

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