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【読者アンケート結果】リフィル処方箋導入に懸念の声(1月テーマ:医科改定率0.26%増をどう受け止めるか?)

No.5103 (2022年02月12日発行) P.69

登録日: 2022-02-10

最終更新日: 2022-02-10

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  • 1月のアンケートでは、年末に決まった2022年度診療報酬改定の改定率についてご意見を募集しました。

    「医科の改定率+0.26%」という決着に対し「不満」と回答した読者は、「大いに不満」(14%)、「どちらかと言えば不満」(38%)を合わせて過半数の52%に達しました。看護の処遇改善のための特例的対応(+0.20%)、リフィル処方箋(反復利用できる処方箋)導入・活用促進による効率化(△0.10%)などを含む複雑な決着の仕方に戸惑った方も多いのか、「どちらとも言えない・わからない」との回答も3分の1の33%に上りました。

    「不満」の中身としては、「リフィル処方箋導入」に対する懸念が目立ち、「リフィル処方はあまりにも突然、暴力的」(京都・内科医)、「処方箋のリフィルが決まったことは大幅な診療報酬の減額に等しい。外来診療報酬が大幅に減り、倒産する診療所も続発するのではないか」(鳥取・内科医)などの意見が寄せられました。

    医科の改定財源をどこに重点的に配分すべきかとの問いに対しては、「コロナ重症患者の診療をしている医療機関」(埼玉・内科医)や「救急医療を行っている病院」(山梨・耳鼻咽喉科医)への重点配分を求める声から、「初診料に上乗せすべき。初診は診療の出発点であり、経験知を最も集中して使う技術」(静岡・内科医)など幅広い配分を求める声まで多様な意見をいただきました。

    以下、2022年度改定に対する主なご意見を紹介します。(→次ページへ

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