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眼瞼下垂手術の適応と手術法について

No.5092 (2021年11月27日発行) P.53

大浦紀彦 (杏林大学医学部形成外科教授)

清水雄介 (琉球大学大学院医学研究科形成外科学講座 教授)

登録日: 2021-11-29

最終更新日: 2021-11-22

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  • 眼瞼下垂手術の適応と手術法についてご教示下さい。
    琉球大学・清水雄介先生にご回答をお願いします。

    【質問者】

    大浦紀彦 杏林大学医学部形成外科教授


    【回答】

     【上眼瞼の下垂に対して眼瞼挙上術を行い機能面と整容面を整える】

    眼瞼下垂とは開瞼が不十分なことにより上眼瞼が下垂している状態を言います。視野狭小という機能面だけでなく,眠たそうに見えるなどの整容面でも問題を生じます。近年は眼瞼下垂が頭痛,肩こり,睡眠障害の原因のひとつとなっていることが明らかとなり,治療希望の患者さんが増えています。発症原因により,(1)先天性眼瞼下垂,(2)後天性眼瞼下垂,(3)そのほかの原因による眼瞼下垂,に大別されます。上眼瞼の下がり具合,上眼瞼挙筋の能力,自覚症状等により軽度~重度と診断されます。

    治療として手術が推奨されます。手術方法は主に(a)上眼瞼挙筋や上眼瞼挙筋腱膜の長さを短縮して開瞼を容易にする「眼瞼挙筋短縮術」「眼瞼挙筋腱膜前転術」,(b)上眼瞼を眉毛方向に引き上げ眉毛の力で開瞼させることを目的とする「前頭筋吊り上げ術」,(c)皮膚の重さを減らすことを目的とする「余剰皮膚切除術」,に大別されます。疾患原因・症状の程度,患者さんの状態により適宜選択されます。

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