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理知分別は私の身体の責任者になれるか?[プラタナス]

No.5056 (2021年03月20日発行) P.3

田畑正久 (佐藤第二病院病院長)

登録日: 2021-03-20

最終更新日: 2021-03-17

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  • 引き継いだ時、79歳の元中学教師(数学、妻がC型肝炎から肝癌で死亡)、C型肝炎による肝硬変の診断。3カ月ごとに大学の肝臓専門医の診察を受けながら、通常は私が担当、週に3日がん化を下げる薬の静注を継続。

    週3日外来診察をすると親しい人間関係になってきます。81歳の頃、連休で月曜日が休診の時、「注射が1回欠けるけど、大丈夫ですか」と言われるように健康に気をつけ、「がんになったらお終い」と言われ通院されていました。

    平均寿命を超え、老・病・死に直面しながらも老・病の先送りに希望を託していました。患者へ「仏教の勉強をされませんか」と世間話をしながら反応を見ていました。田舎ですから地元の職員が、「あの人は浄土真宗の門徒」と教えてくれました。診察しながら時々、浄土とか念仏などを話題に世間話をしていました。すると患者は、「訳の分からない念仏だけは称えたくない」「浄土と言うが世界地図を探しても浄土なんてどこにもないですよ」と言われていました。

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