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難病は国境を越えて![プラタナス]

No.5035 (2020年10月24日発行) P.3

吾妻安良太 (日本医科大学武蔵小杉病院呼吸器内科教授)

登録日: 2020-10-24

最終更新日: 2020-10-22

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  • 特発性肺線維症(IPF)の治療は永い暗黒の時代を抜けて、わが国で最初に開発されたpirfenidoneが現在では世界各国で使われています。続いて開発されたnintedanibは欧米でもほぼ同時に承認されましたが、情報は世界中に拡散し、インドネシアの患者さんも治療のため日本のわが医療機関に通院しはじめました。

    日本でも難病のひとつであるIPFは希少疾患ゆえの研究開発の遅れが世界でも例外ではなく、治療費用が高額であるために、アジアの近隣諸国では国内で治療を受けることができる方は限られています。自国内でIPFの診断を受けたSさんは、主治医の留学先である日本に治療を受けに行くことを相談してきました。Sさんは自国内では事業に成功して、国外へ診療に出かけることが許されていたため、定期的な通院が始まりました。

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