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潰瘍性大腸炎(UC)患者の発熱・下痢増悪…UCの増悪?[画像診断道場~実はこうだった(135)]

No.4970 (2019年07月27日発行) P.1

原 真太郎 (大船中央病院 消化器・IBDセンター)

遠藤 豊 (大船中央病院 消化器・IBDセンターセンター長)

登録日: 2019-07-25

最終更新日: 2019-07-24

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44歳,男性。28年前から全大腸炎型潰瘍性大腸炎(UC)として5-ASA(5- aminosalicylates)製剤(メサラジン)にて治療中。3カ月前にpH・時間依存性5-ASA製剤に変更後,38.5℃の発熱,15行/日の下痢・血便を認め,入院加療となった。
入院時現症:体温38.5℃,脈拍88/分,血圧114/61mmHg。腹部は平坦・軟,腸蠕動音正常で圧痛なし。
検査所見:WBC 11.7×103/μL,Hb 13.1g/dL,Plt 47.8×104/μL,Alb 2.8g/dL,総コレステロール 138mg/dL,Cr 0.92mg/dL,アミラーゼ244 U/L,CRP 8.62mg/dL,血液・便培養:陰性

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公立小浜温泉病院

勤務形態: 常勤
募集科目: 消化器内科 2名、呼吸器内科・循環器内科・腎臓内科(泌尿器科)・消化器外科 各1名
勤務地: 長崎県雲仙市

公立小浜温泉病院は、国より移譲を受けて、雲仙市と南島原市で組織する雲仙・南島原保健組合(一部事務組合)が開設する公設民営病院です。
現在、指定管理者制度により医療法人社団 苑田会様へ病院の管理運営を行っていただいております。
2020年3月に新築移転し、2021年4月に病院名を公立新小浜病院から「公立小浜温泉病院」に変更しました。
6階建で波穏やかな橘湾の眺望を望むデイルームを配置し、夕日が橘湾に沈む様子はすばらしいロケーションとなっております。

当病院は島原半島の二次救急医療中核病院として地域医療を支える充実した病院を目指し、BCR等手術室の整備を行いました。医療から介護までの医療設備等環境は整いました。
2022年4月1日より脳神経外科及び一般外科医の先生に常勤医師として勤務していただくことになりました。消化器内科医、呼吸器内科医、循環器内科医及び外科部門で消化器外科医、整形外科医の先生に常勤医師として勤務していただき地域に信頼される病院を目指し歩んでいただける先生をお待ちしております。
又、地域から強い要望がありました透析業務を2020年4月から開始いたしました。透析数25床の能力を有しています。15床から開始いたしましたが、近隣から増床の要望がありお応えしたいと考えますが、そのためには腎臓内科(泌尿器科)医の先生の勤務が必要不可欠です。お待ちいたしております。

●人口(島原半島二次医療圏の雲仙市、南島原市、島原市):126,764人(令和2年国勢調査)
今後はさらに、少子高齢化に対応した訪問看護、訪問介護、訪問診療体制が求められています。又、地域の特色を生かした温泉療法(古くから湯治場として有名で、泉質は塩泉で温泉熱量は日本一)を取り入れてリハビリ療法を充実させた病院を構築していきたいと考えています。

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