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(2)神戸分類に基づく糖尿病性足潰瘍の局所治療[特集:糖尿病性足潰瘍の治療と管理]

No.4960 (2019年05月18日発行) P.24

武田玲伊子 (神戸大学大学院医学研究科形成外科学)

寺師浩人 (神戸大学大学院医学研究科形成外科学教授)

登録日: 2019-05-20

最終更新日: 2019-05-15

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糖尿病性足潰瘍の多くは下腿や足趾などの末梢で発生し,神経障害や血行障害,感染などの病因が複合するため難治化しやすい

糖尿病性足潰瘍の病態を4つのTypeに分類した「神戸分類」を用いて,糖尿病性足潰瘍に対する治療方針を決定し,救肢および歩行機能の保持に努めている

1. 糖尿病性足潰瘍:複合する要因

糖尿病性足潰瘍は再発が多く難治性であり,7~20%が下肢切断となる1)。欧米では下肢切断術を受けた糖尿病患者における5年死亡率は70%を超えるとも報告されており2),わが国でも下肢切断を回避すべく,様々な治療がなされているが,糖尿病性足潰瘍は複数の病因が複合しており,治療方針の決定に難渋することが多い。

糖尿病性足潰瘍の主な病因は①末梢神経障害(peripheral neuropathy:PN),②末梢動脈疾患(peripheral arterial disease:PAD),③感染に大別される。神戸分類3)は創傷治癒の観点から,これらの病因に基づいて糖尿病性足潰瘍の病態を4つのTypeに分類し,それぞれの治療方針を決定したものである。

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