国立感染症研究所は14日、全国的にインフルエンザの流行期に入ったと発表した。第49週(12月3日~9日)の定点当たり報告数が1.70(患者報告数8438)となり、今季では初めて流行開始の指標である1.00を上回った。12月上旬のシーズン入りは例年並み。
第49週における推計患者数は約6万3000人で、前週(約3万4000人)より大幅に増加した。今季における累積の推計受診者数は約18万7000人となった。12日現在、都道府県別で報告数が最も多いのは香川(4.00)で、次いで北海道(3.96)、愛知(3.43)と続く。
直近5週間におけるインフルエンザウイルスの検出状況をみると、多い順に、A/H1N1pdm09、A/H3亜型、B型となっている。