【質問者】
古平 毅 愛知県がんセンター中央病院放射線治療部部長
子宮頸癌に対する根治的放射線治療では,骨盤部の外部照射と子宮病巣への小線源治療を併用します。この小線源治療において,アプリケータ挿入状態のCTやMRI画像を用いた3次元治療計画に基づき治療を行うことを「画像誘導小線源治療」と呼びます。従来の小線源治療は,正側2方向のX線写真上にA点と呼ばれる画一的な基準点を定めて線量処方する治療でした。これに対して,画像誘導小線源治療では腫瘍の大きさや形状に対応して3次元治療計画と線量処方を行うため,治療の個別化を図ることができます。
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