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jmedmook18 あなたも名医!アレルギー?大丈夫,恐れるに足らず 大人も子どももドンと来い!

「アレルギーならお任せ下さい」って言えるジェネラリストをめざして!

定価:3,850円
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編集: 岡田正人(聖路加国際病院アレルギー・膠原病科(成人・小児)部長)
判型: B5判
頁数: 248頁
装丁: カラー
発行日: 2012年02月25日
ISBN: 978-4-7849-6418-5
付録: -

アレルギー疾患へのアプローチの仕方・考え方を大人と小児にわけて実践的に解説。通読するとアレルギー全般の最新の知識・診療の実際を眺められる企画・構成になっています。第1章大人編では、一般的な診療現場でアレルギー疾患や治療等の説明を患者さんに対しどのようにしているかを、実際に筆者が日常診療で交わしている会話を誌上に再現し解説!さらに大人の診療で気をつけるべきことをピックアップして詳述。第2章小児編では、小児アレルギー全般を実践的に取り上げた書が本邦に少ないことに鑑み、今までにない実地診療に役立つ解説をして頂きました。保護者にわかりやすく納得して頂きやすい説明の仕方などにも言及、かゆいところに手の届く仕上がりです!

診療科: 内科 アレルギー・免疫
シリーズ: jmedmook

目次

第1章 大人のアレルギーはこう診る!
A 患者さんへの説明にも役立つ臨床アレルギー入門Q&A
 1 アレルギーならお任せ下さいって言えますか?─プロローグ
 2 アレルギーって何ですか?
 3 どうしてアレルギーになったのですか?
 4 アレルギーって防げますか?
 5 アレルギーって治りますか?
B アレルギーの検査ってどんなことするの?
C 食物アレルギー ─ 大人はここに気をつけよう!
D アトピー性皮膚炎 ─ 大人はここに気をつけよう!
E 蕁麻疹 ─ アレルギーとの関係は?
F 接触性皮膚炎 ─ アレルギーか?刺激性か?
G 妊娠前・妊娠中のアレルギーをどう診る?
H 気管支喘息 ─ 大人はここに気をつけよう!
 1 患者さんに説明する際に押さえておきたいこと
 2 診断する際に押さえておきたいこと
 3 治療する際に押さえておきたいこと
I 単純明快!アレルギー性鼻炎はこう診る!
 1 患者さんに説明する際に押さえておきたいこと
 2 診断する際に押さえておきたいこと
 3 治療する際に押さえておきたいこと
J 薬物アレルギー・過敏症,ここまでできる!
 1 抗菌薬はどう使う?
 2 NSAIDsはどう使う?
 3 造影剤はどう使う?
K 本当は怖いアナフィラキシー
L エピペン®の出し方・使い方 ─ ゼッタイ知っておきたい!
M 世界標準のアレルギー診療って?
N 今後の進歩 ─ 押さえておきたい最新知見
第2章 小児のアレルギーはこう診る!
A 患者さんと保護者への説明にも役立つ臨床アレルギー入門Q&A
 1 小児のアレルギー性疾患へのアプローチ
 2 両親がアレルギーだと子どももアレルギーになるのでしょうか?
B アレルギーの検査ってどんなことするの?
 1 RAST検査 ─ 小児の食物アレルギーでRASTを測定する場合の留意点
 2 経口負荷試験 ─ 小児で経口負荷試験を行う場合の留意点
C 食物アレルギー ─ 小児はここに気をつけよう!
 1 小児にみられる食物アレルギーとは?
 2 新生児・乳児にみられる消化管アレルギーとは?
 3 幼児までの食物アレルギーは治りやすい!
 4 食物アレルギーによる即時型アレルギーの治療
 5 食物と運動の組み合わせで発症するアナフィラキシーとは?
 6 急速経口免疫療法って何?
D アトピー性皮膚炎 ─ 小児はここに気をつけよう!
 1 乳幼児の湿疹とアトピー性皮膚炎
 2 ステロイド外用薬の使い方・考え方
 3 ステロイド外用薬の副作用にまつわる上手な説明
E 気管支喘息 ─ 小児はここに気をつけよう!
 1 喘鳴を反復する乳児の治療
 2 小児気管支喘息の発作時の治療
 3 小児気管支喘息のコントローラー
 4 大人になれば治るのですか?
F 小児の花粉症の特徴と治療
G アレルギーを持つ人の予防接種
H アレルギー児のための保育所・学校との連携

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序文

巻頭言 €

本書は、アレルギー患者さんの大多数の診療を担っているジェネラリスト(非アレルギー専門医)に、通読してアレルギー全般の最新の知識・診療の実際を眺めて頂けるよう企画・構成しました。€
まずは筆者が一般的な診療現場でアレルギー疾患の説明をどのように行っているか、またその治療等について患者さんにどのように説明しているかなどを、実際に筆者が日常診療で患者さんと交わしている会話を誌上に再現する形で書かせて頂きました。€
そして重要疾患である喘息とアレルギー性鼻炎に関しては、米国のアレルギー学の総本山ともいうべきNational Jewish Medical CenterでAssistant Professorをされていた森本佳和先生に詳細に解説して頂きました。また、アレルギー検査、経口負荷試験などに関しては、聖路加国際病院で実際にアレルギー検査を担当してくれている陶山恭博先生にお願いしました。€
アレルギー疾患は小児から成人期に引き継がれることの多い慢性疾患であり、年齢にかかわらず多くみられる疾患ですが、小児アレルギー全般を実践的に取り上げた書がわが国では少ないことから、「小児のアレルギーはこう診る!」の章を設け、小児アレルギー専門医で現在一緒にアレルギー・膠原病診療を行っている山口賢一先生に、実地診療に役立つ形で解説をして頂きました。€
筆者は過去20年余りの間、米国、欧州、日本でアレルギー患者さんの診療に携わっていますが、各地域におけるシステム的な相違を大きく感じています。それぞれに利点、欠点はありますが、アレルギーの原因となる食材の表示義務などわが国が突出して進んでいる面もあり、また患者さんを比較的頻繁にきめ細かく診察できる日本のシステムはアレルギー診療において大きな利点となると感じています。€
実際にアレルギー患者さんの診療を担っているジェネラリストにとって、今回の特集が少しでも実地診療での診断、治療、そして患者さんへの説明のお役に立つことを期待しています。
€
2012年2月
聖路加国際病院アレルギー・膠原病科(成人・小児)部長 岡田正人

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