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流行性角結膜炎

登録日:
2017-03-16
最終更新日:
2017-09-22
北市伸義 (北海道医療大学病院病院長)
青木功喜 (北海道大学大学院医学研究院眼科学分野客員研究員)
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  • ■疾患メモ

    流行性角結膜炎は,学校保健安全法指定感染症であり,国内で毎年約100万人もの患者が発生する。

    以前はヒトアデノウイルスD種の8,19a,37型が多かったが,最近はD種の37,53,54,56型が多い。B種の3,7,11型,E種の4型で生じることもある。

    接触感染である。しばしば院内感染の原因にもなるため,患者の隔離,器具の消毒,特に医療従事者は手洗いを頻回に行い,感染の拡大予防に努める。

    ■代表的症状・検査所見

    【症状】

    潜伏期は約10~14日間で,流涙,眼脂,異物感,眼瞼腫脹などが強く,約半数に耳前リンパ節症を生じる。

    結膜の混濁,充血,瞼縁部小出血点の出現,濾胞形成が著明なことが多い(図1)。

    17_17_流行性角結膜炎


    約2~3週間で結膜炎は自然治癒するが,乳幼児が罹患すると大部分が瞼結膜に偽膜を形成する偽膜性結膜炎となる。

    【検査所見】

    結膜擦過物に対する免疫クロマトグラフィ法を用いた迅速診断キットが発売されており,健康保険が適用される。現在,感度は80%以上,特異度はほぼ100%に達している。ただし,第1病日では陽性になりにくいため,第2~6病日に施行するとよい。

    ウイルス型は,研究機関などでPCR法により,ヘキソン,ファイバー,ペントン遺伝子の組み合わせを解析することで決定される。

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