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アジソン病

登録日:
2017-03-16
最終更新日:
2017-03-28
柴田洋孝 (大分大学医学部内分泌代謝・膠原病・腎臓内科学講座教授)
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  • ■疾患メモ

    アジソン病は,副腎皮質が90%以上破壊され,コルチゾール,アルドステロン,副腎アンドロゲンのすべてが欠乏した状態(慢性原発性副腎皮質機能低下症)を指す。

    多様な原因疾患により両側副腎の90%以上の緩徐な破壊により発症する()。

    10_23_アジソン病

    日本での原因疾患としては,特発性(自己免疫性副腎炎が多い)が42%,結核性が37%であり,50~60歳代に多い。

    ■代表的症状・検査所見

    【症状】

    共通した特徴は,疲労感,全身脱力感,食欲不振,体重減少,悪心・嘔吐,低血圧,低ナトリウム血症,高カリウム血症,皮膚や粘膜の色素沈着(手掌の皮溝,乳輪や腋窩,歯肉,口腔粘膜,口唇など),白斑などの多彩な症状を呈する。

    【検査所見】(

    10_23_アジソン病

    一般検査では,低ナトリウム血症,高カリウム血症,好酸球増多,低血糖を示す。

    早朝血清コルチゾール濃度が4μg/dL未満であり,18μg/dL以上では否定的である。

    迅速副腎皮質刺激ホルモン(adrenocorticotropic hormone:ACTH)試験(酢酸テトラコサクチド250μgを静注し,30分または60分後の血清コルチゾール濃度を測定)にて,ピークの血清コルチゾール濃度が18μg/dL未満のときに本症と診断する1)2)

    敗血症などの重症状態では,随時血清コルチゾール濃度が10μg/dL未満,または迅速ACTH試験においてピークの血清コルチゾール濃度の増加が9μg/dL未満のときに本症を疑う。

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