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肺癌(非小細胞肺癌)

登録日:
2017-03-16
最終更新日:
2017-07-26
池松祐樹 (九州大学病院呼吸器科)
藤平智道 (九州大学病院呼吸器科)
岡本 勇 (九州大学病院呼吸器科診療准教授)
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  • ■疾患メモ

    非小細胞肺癌は,肺癌の80〜85%を占め,腺癌,扁平上皮癌,大細胞癌の順に頻度が高い。

    薬物療法においては殺細胞性抗癌剤に加え,EGFRおよびALKチロシンキナーゼ阻害薬などの分子標的薬も使用され,近年,免疫チェックポイント阻害薬のニボルマブ,ペムブロリズマブも適応となり,個別化医療が進んでいる。

    ■代表的症状・検査所見

    【症状】

    特徴的な症状はなく,腫瘍の存在部位と局所浸潤,遠隔転移に依存する。

    咳嗽,喀痰,血痰,発熱,呼吸困難,胸痛といった呼吸器症状や,転移部位に特有の症状を呈することがある。


    【検査所見】

    一部の手術例を除き,治療開始前に組織あるいは細胞診により診断される。

    気管支内視鏡検査や経皮的針生検,喀痰細胞診などで検体を採取する。

    〈遺伝子検査〉

    進行非小細胞肺癌の治療方針を決定する際,癌化・増殖のプロセスに重要なdriver oncogeneである,EGFR遺伝子変異,ALK融合遺伝子転座の有無を,腫瘍検体で確認する。

    EGFR遺伝子変異検査では主にPCR(polymerase chain reaction)をベースとした高感度遺伝子変異検出法,ALK融合遺伝子転座の検出にはFISH(fluorescence in situ hybridization)免疫染色が保険適用されている。

    〈PD-L1発現検査〉

    腫瘍細胞のPD-L1発現率を診断するためにPD-L1 IHC 22C3がコンパニオン診断薬として承認を得ている。

    〈画像検査〉

    胸部X線写真やCT,MRI,PETなどを用いて病期診断を行う。

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