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日医臨時代議員会 主要論点は「働き方」「偏在対策」「専門医」など―横倉会長は4選出馬を表明

No.4901 (2018年03月31日発行) P.14

登録日: 2018-03-26

最終更新日: 2018-03-30

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日本医師会の横倉義武会長は3月25日の日医臨時代議員会で、任期満了に伴い6月に実施される会長選に出馬する意向を表明した。都道府県医師会の代議員は、医師の働き方改革や偏在対策、新専門医制度、医療事故調査制度などについて、日医執行部の見解を質した。

代議員会冒頭の挨拶で横倉氏は「超高齢社会を迎えた我が国の経験は、高齢化の進展が世界的課題である今、大きな意味を持つ」と述べ、国民皆保険制度とかかりつけ医を軸とした地域包括ケアシステムの重要性を国際的観点からも強調した。

その上で「医療が『社会的共通資本』であることを世界医師会長の職責において世界に発信する。医療の力で日本と世界を支えていきたいとの気持ちをより強めている」と語り、「来期も会務を担い続けていきたい」と4選出馬を表明。代議員・会員に支持を呼び掛けた。

■かかりつけ医評価の充実は「期待の証」

横倉氏はまた、2018年度診療報酬改定で、かかりつけ医機能の評価が充実された点に触れ、「かかりつけ医が地域包括ケアシステムの要となることを期待されている証」との認識を示した。

さらに、新設されるオンライン診療料に関連して「患者の個人情報保護がこれまで以上に重要になる」と指摘。高度なセキュリティが確保された「医療等分野専用ネットワーク」の構築を通じて、情報漏洩対策を強化する方針を示した。

医師偏在の是正に向けては、行政主導でなく、医師自らの手で推進することが重要との認識を示した上で、政府が今国会に提出した医療法・医師法改正案に基づく医師の確保・配置に関して「都道府県・郡市区医師会が行政のカウンターパートとして役割を果たせるよう、様々な形で支援していく」と述べた。

■医師の働き方、4月メドに会内委取りまとめ

医師の働き方改革に関しては「地域医療の継続性」と「医師の健康への配慮」の両立が議論の要諦であるとし、会内委員会で4月中をメドに報告書を取りまとめる方針を明示。さらに、医療界の総意としての意見を集約し、厚生労働省検討会に提示するとした。

新専門医制度については、1年延期で生じた専門医を目指す医師の不安を解消するため、日本専門医機構を支援しつつ地域医療に配慮した運用を目指すとした。








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