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じわりと進む医師高齢化─診療所医師の4割が65歳以上の県も【まとめてみました】

No.4894 (2018年02月10日発行) P.10

登録日: 2018-02-09

最終更新日: 2018-02-08

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地域医療の確保を考える上で、高齢化の波が医師にも及んでいることは見逃せない。今回は、厚生労働省が2年おきに実施している「医師・歯科医師・薬剤師調査」(三師調査)のデータを「医師の高齢化」の観点から読んでみたい。なお、ここでは、医療施設に従事する65歳以上の医師を「高齢医師」、高齢医師が占める割合を「高齢化率」と呼ぶことにする。

2010年前後から「高齢化」に転じる

2000年以降の医師の「高齢化」の傾向をみると(図)、医師全体に占める高齢医師の総数は、2000年には4万788人(高齢化率16.8%)だったが、08年には3万8010人(同13.6%)まで減少。しかし12年以降は傾向が反転し、16年には4万8435人(同15.9%)まで増加した。



琉球大医学部の新設後、政府は1985年から約20年にわたり医学部定員を抑制した。一人前の医師になるのに医学部を含めて10年程度を要することを考慮すれば、定員抑制による医師の臨床現場への供給減少が2010年以降の「高齢化」という形で表れていると考えられる。

病院の高齢医師は2000年には9067人だったが、16年には1.7倍の1万5811人まで増加。高齢化率も6%前後で横ばいが続いていたが、10年を境に上昇に転じ、16年には7.8%となっている。診療所の高齢医師は00年の3万1721人(高齢化率35.8%)から10年の2万7304人(同27.5%)まで減少した後は増加し、16年には3万2624人(同31.8%)となり、00年を上回った。

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