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週1回投与のGLP-1受容体作動薬「オゼンピック」が近く承認へ【新薬情報】

No.4893 (2018年02月03日発行) P.12

登録日: 2018-01-29

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薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会は26日、2型糖尿病治療薬「オゼンピック皮下注」(一般名:セマグルチド〈遺伝子組換え〉、ノボ ノルディスクファーマ)の承認を了承した。

同薬は週1回投与のGLP-1受容体作動薬。週1回0.25mgから開始し、4週間投与した後、維持用量である週1回0.5mgに増量する。週1回0.5mgを4週間以上投与しても効果不十分な場合には、週1回1.0mgまで増量できる。類薬である「トルリシティ」(デュラグルチド、日本イーライリリー)などと同様、週1回投与製剤の選択肢の1つとなる。

同薬の審議を巡っては、前回の部会(昨年12月)で、重度腎機能障害の患者に使用する際の注意喚起について、添付文書の記載を検討する必要があるとして、承認可否の判断が保留された。今回の部会では、添付文書ではなく、メーカーが作成する資材で慎重な使用を求めることで了承された。

■承認予定医薬品

・オゼンピック皮下注2mg(セマグルチド〈遺伝子組換え〉、ノボ ノルディスクファーマ):2型糖尿病
・サーティカン錠0.25mg、同0.5mg、同0.75mg(エベロリムス、ノバルティスファーマ):「肝移植における拒絶反応の抑制」の効能を追加

■公知申請が可能と判断された医薬品

・ジアグノグリーン注射用25mg(インドシアニングリーン):血管及び組織の血流評価

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