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特集:がんによる消化管狭窄へのステント留置 ─治療の可能性を広げる

No.4842 (2017年02月11日発行) P.25

監修: 斉田芳久 (東邦大学医療センター大橋病院外科教授)

登録日: 2017-02-10

最終更新日: 2017-02-09

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監修:斉田芳久(東邦大学医療センター大橋病院外科教授)

1996年から食道に対する自己拡張型金属ステント(self-expandable metallic stent:SEMS)は保険収載されていたが,胃・十二指腸は2010年に,大腸は2012年にようやく保険収載され,小腸を除いた全消化管でステント治療が可能となった。
これらのinterventionとしての内視鏡的治療の発展により,以前は外科手術が必要であった多くの治療が内視鏡治療で対応できるようになってきている。各臓器に使用されるSEMSは,ほぼ同様の材質・形状とデリバリーシステムで構成されるが,各臓器および疾患の特徴により適応や留置手技,注意点が異なる。
本特集では各臓器に対するステント治療の実際を専門的立場から解説して頂いた。

1 食道ステント
がん・感染症センター都立駒込病院食道外科医長 三浦昭順
がん・感染症センター都立駒込病院食道外科 千葉哲磨
がん・感染症センター都立駒込病院消化器内科内視鏡科部長 門馬久美子

2 胃・十二指腸ステント
東邦大学医療センター大橋病院消化器内科 権 勉成
東邦大学医療センター大橋病院消化器内科教授 前谷 容

3 大腸ステント
東京大学医学部附属病院光学医療診療部/東京大学大学院医学系研究科消化器内科 吉田俊太郎
東京大学大学院医学系研究科消化器内科教授 小池和彦

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