外科レジデントのための
下部消化管のベーシック手術
下部消化管手術を学ぶ若手医師にとって最高のベーシック手術スキル本!
目次
1章 大腸の手術に必要な基本的な解剖・検査・画像診断
2章 手術器具と使い方・基本操作
3章 小腸切除・ストマ造設術
4章 虫垂切除術-腹腔鏡下虫垂切除術-
5章 回盲部切除術-腹腔鏡下回盲部切除術-
6章 結腸右半切除術-腹腔鏡下・ロボット支援下結腸右半切除術-
7章 結腸左半切除術-腹腔鏡下・ロボット支援下結腸左半切除術-
8章 S状結腸切除術-腹腔鏡下・ロボット支援下S状結腸切除術-
9章 直腸低位前方切除術腹腔鏡下・ロボット支援術-腹腔鏡下・ロボット支援下直腸低位前方切除術-
10章 直腸切断術
11章 大腸全摘術
12章 側方リンパ節郭清術
序文
肝胆膵領域に引き続いて,下部消化管領域手術のマスターをめざす外科レジデントの皆さんにこの書籍をお届けできるのをうれしく思います。本書の執筆は,私が指導医だった当時に若手であった先生方にお願いしており,現在は中堅医師として各病院で若手の指導を行っています。ご自身が若手時代に悩んだ点や学びを深めた経験を織り交ぜてくれており,皆さんが共感できる内容になっていると思います。
ご存知の通り,大腸癌の技術認定試験は合格率が約30%と非常に狭き門です。若手外科医にとっては一大挑戦と言えるでしょうが,皆さんにとって技術認定取得は大きなモチベーションになっていることでしょう。本書は,そのような難関を乗り越えるための一助となることをめざしています。
解剖学の深い理解,適切な手術野の展開,手技のスムーズな動作,そして手術後の振り返りを通じてPDCAサイクルを回すことは,手術技術の向上に不可欠です。本書では,これらの要素に重点を置き,また先輩外科医たちの実体験に基づくアドバイスも豊富に盛り込んでいます。各章を読み進めるうちに,行間から伝わる先輩医師たちの情熱やこだわりを感じ取っていただけると思います。本書を次世代の外科医への道しるべとして役立てて頂ければ幸いです。
2024年1月
福岡大学医学部消化器外科 教授
長谷川 傑