【Q】
「エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2013」には,CKD患者の食事療法として,具体的な数値は記載されていません。本文中には,推奨される蛋白質摂取量として,「標準的治療としてのたんぱく質制限は,0.6~0.8g/kg・標準体重/日で指導することを推奨する。軽度の腎機能障害では,0.8~1.0g/kg・標準体重/日から指導を開始してもよい」と記載されています。【A】
今井圓裕先生が改訂委員長を務められた「CKD診療ガイド2012」第14章「糖尿病患者の管理」では,「総エネルギー摂取量はCKDステージG1~G2で25~30kcal/kg/日にて個々に応じて制限すること,CKDステージG3以降では,腎機能低下に応じて軽症では0.8~1.0g/kg/日,重症では0.6~0.8g/kg/日の蛋白質摂取制限を行い,個々に応じて25~35kcal/kg/日の総エネルギー摂取量とする」と記載されています。