慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease:COPD)は40歳以上の約8%が罹患していると見積もられていることから,本邦では530万人以上が存在すると考えられている1)。その一方で,呼吸器専門医数は約6600人にすぎず,COPD患者のすべてを呼吸器専門医で診療するということは現実的ではない。COPD患者の多くは高血圧をはじめとする併存症を有することから,general practitionerがかかりつけとなることが求められる。
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