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高齢2型糖尿病患者の治療薬はDPP-4阻害薬が過半数 [日臨内]

No.4723 (2014年11月01日発行) P.13

登録日: 2014-11-01

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第28回日本臨床内科医学会が10月12~13日盛岡市で開かれ、13日には日臨内「スマイルプロジェクト(高齢2型糖尿病患者の低血糖についてのアンケート調査)」の中間報告が行われた。
同プロジェクトでは、通院中の65歳以上の2型糖尿病患者1万5892人を対象に2012年10月~13年12月に実態調査を実施。中間報告として、①治療薬(複数回答)はDPP-4阻害薬が53.5%と最も使用頻度が多く、SU薬(39. 3%)、α-GI薬(23.1%)が続いた、②糖尿病細小血管症合併率は罹病期間が長いほど有病率は高いが、年齢は必ずしも一定傾向ではなく、大血管障害は罹病期間が長く、高年齢ほど有病率は高かった、③低血糖に対する認知度は高齢者でも十分だが、ブドウ糖携行等の対策が実践されていない場合が多く啓発が必要─などが報告された。
プロジェクトのうち、「高齢2型糖尿病患者に対するシタグリプチン治療における有効性・安全性に関する研究(スマイルスタディ)」は9月までに7799症例が登録。今年11月末の締切までさらなる登録を呼びかけている(http://www.japha.jp/smileproject.html)。

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