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気道分泌物を示すランブル音[聴いて覚える肺聴診ギャラリー(12)]

No.5190 (2023年10月14日発行) P.10

長坂行雄 (洛和会音羽病院/洛和会京都呼吸器センター参与)

登録日: 2023-10-17

最終更新日: 2023-10-12

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症例 COPDと喘息が急性増悪した長期喫煙歴のある80代男性

喫煙歴は25~65歳,50本/日。2年前から慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease:COPD)と喘息を発症し,吸入ステロイド(ICS)+長時間作用性β2刺激薬(LABA)でコントロールされていた。数日前より咳嗽と微熱,喉の痛みがあり近医で加療されたが,喘鳴,息切れも加わって受診した。

この症例の安定期の肺機能は,肺活量(VC)3.04(予測値の96%),努力性肺活量(FVC)2.90(予測値の99%),1秒量(FEV1)2.16(予測値の94%),1秒率(FEV1/FVC)74%,拡散能:予測値の110%,フローボリューム曲線は下に凸,胸部X線には異常なし。

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