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圧迫骨折加療中に右下腹部痛を自覚した90代女性[〈killer diseaseを見逃さない〉救急医療の画像診断(19)]

No.5180 (2023年08月05日発行) P.7

監修: 船曵知弘 (藤田医科大学病院 高度救命救急センター長)

執筆: 棚橋裕吉 (浜松医科大学放射線診断学講座)

五島 聡 (浜松医科大学放射線診断学講座教授)

登録日: 2023-08-03

最終更新日: 2023-08-02

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93歳 女性
主訴
右下腹部痛
現病歴
前医にてL1圧迫骨折加療中に右下腹部痛を自覚した。CTにて右内腸骨動脈瘤破裂が疑われ,転院搬送となった
現症
意識清明,呼吸数34回/分,脈拍数78回/分,血圧154/108mmHg,体温36.9℃,酸素飽和度100%(室内気)
血液検査
WBC 11.52×103/μL,RBC 3.93×106/μL,Hb 11.3g/dL,PLT 6.7×105/μL,UN 44.4mg/dL,CRE 2.52mg/dL,Na 138mmol/L,K 4.8mmol/L,Cl 101mmol/L,AST 25U/L,ALT 8U/L,LD 357U/L,γ-GT 28U/L,CRP 3.65mg/dL,FIB 215mg/dL,PT 11.2秒,APTT 30.1秒,FDP-D-ダイマー 54.1μg/mL,PT-INR 0.89
検査所見
精査のために単純およびダイナミック造影CT(図1)が撮影された

注目すべき所見,追加検査は?

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