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在宅専門クリニックがつくる「有床診療所」の有用性[たんぽぽ先生の 現場で役立つ在宅報酬の考え方(20)]

No.5147 (2022年12月17日発行) P.56

永井康徳 (医療法人ゆうの森たんぽぽクリニック)

登録日: 2022-12-14

最終更新日: 2022-12-13

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当院は,2000年に在宅医療に特化したクリニックとして開業しました。24時間いつでも対応できる,質の高い在宅医療を地域に提供するため,あえて外来も病床も持ちませんでしたが,開業16年目の2016年に16床の病床をオープンしました。入院しても自宅と同じようにくつろげて,自宅のような温もりのある場所になるようにとの願いを込め,「たんぽぽのおうち」と名付けました。

有床診療所は1993年の2万2383施設から2020年には6303施設へと7割近く減っています(厚生労働省「医療施設調査」による)。有床診療所が激減している理由は,経営難と人材確保が困難なためです。このような背景があるにもかかわらず,私たちはなぜ,あえて有床診療所をオープンしたのでしょうか?

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