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喉の痛みと腹痛で来院した27歳男性[鑑別診断塾入門(27)]

No.5116 (2022年05月14日発行) P.7

塩尻俊明 (国保旭中央病院総合診療内科部長)

登録日: 2022-05-13

最終更新日: 2022-05-12

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【現病歴】X-14日,夜間に39℃の発熱を自覚。X-10日,解熱しないため近医でコロナPCR検査を受けた。陰性確認後,アセトアミノフェン処方となる。X-7日,喉が痛くなり,嘔気・嘔吐,右季肋部痛も自覚。X-0日,発熱,右季肋部痛が持続したため受診。
<追加の情報>
嚥下で喉の痛み増悪。嘔気は嘔吐で改善しない。右季肋部痛は持続的で増悪傾向。全身倦怠感著明。関節痛,頭痛なし。再発性口内炎の既往なし。
【既往歴】10歳頃に虫垂炎。渡航歴なし。アセトアミノフェン以外内服なし。
【生活歴】飲酒・喫煙なし。会社員。特定の彼女と2カ月前から交際。
【バイタルサイン】BT 38.3℃,BP 119/54 mmHg,HR 93/min,RR 20/min,SpO2 97%(RA),意識清明
【身体所見】頭頸部:軟口蓋・扁桃周囲に白苔あり。扁桃も腫大。腹部:Murphy徴候を認めた。皮膚:発熱時含めて皮疹なし。陰部潰瘍・結節性紅斑なし。四肢:関節痛なし。神経:異常なし。

 キーワード 
・再発性口内炎の既往なし
・急性発症
・2週間持続する発熱
・嚥下で増悪する喉の痛み
・嘔吐で改善しない嘔気
・著明な全身倦怠感
・軟口蓋,扁桃周囲に白苔あり
・扁桃腫大あり
・持続的な右季肋部痛とMurphy徴候
・発熱時含めて皮疹なし
・陰部潰瘍,結節性紅斑,関節痛なし

考えられる診断は?

A. A群溶連菌感染症
B. 伝染性単核球症
C. 急性HIV感染症
D. ベーチェット病
E. 成人スティル病

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