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ポリプロブレムのまとめ方─個々の問題をドメインでまとめ,関係性に考慮して並び替えよう[プライマリ・ケアの理論と実践(126)]

No.5097 (2022年01月01日発行) P.14

佐藤健太 (札幌医科大学総合診療医学講座)

登録日: 2021-12-30

最終更新日: 2021-12-27

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SUMMARY
ポリプロブレム状態に対しては,領域別に整理し,関係性を考慮して並び替えるmulti-domain modelを活用する。この作業により,全体像や優先順位が見え,森全体を見てから木々の検討に入りやすくなる。

KEYWORD
multi-domain modelのプロブレムリスト
プロブレム数が非常に多い場合に有用な,身体疾患,運動機能,精神・心理特性のような,ドメインごとにまとめることで全体像を把握しやすくしたプロブレムリストの形式。

佐藤健太(札幌医科大学総合診療医学講座)

PROFILE
勤医協札幌病院で「小病院を舞台にした家庭医療の実践」を行い,その経験を活かして現在は札幌医科大学で卒前・卒後の医学教育に関わる。日本プライマリ・ケア連合学会認定家庭医療専門医・指導医,日本内科学会認定総合内科専門医。

POLICY・座右の銘
多くの医師が苦手とする複雑困難事例が大好物

1 複雑困難事例はポリプロブレムになりやすい

若年者診療や急性期医療では,扱うプロブレムを数個に絞れることが多く,旧来の問題リストでも支障はない。プロブレム数が多数あっても,すべて自身の専門領域に関連づけられる範囲ならなんとかなるだろう。しかし,身体疾患が2〜4領域にわたる場合(循環器疾患+代謝内分泌疾患+運動器疾患)で,さらに心理社会的問題,身体機能や介護の問題なども加わってくると,とたんに扱いにくくなる。このような,複数領域にわたる問題を抱えた「ポリプロブレム」のまとめ方を解説する。

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