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「難治性喘息診断と治療の手引き2019」の紹介

No.5051 (2021年02月13日発行) P.45

堀口高彦  (藤田医科大学呼吸器内科学Ⅱ講座教授)

近藤りえ子 (藤田医科大学呼吸器内科学Ⅱ講座)

登録日: 2021-02-14

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【疾患の定義から診断・治療に至るまでの情報を網羅】

「難治性喘息診断と治療の手引き2019」1)のポイントについて概説する。

(1)定義:「コントロール不良」を予防するために,高用量吸入ステロイド薬に加えて,その他の長期管理薬(および/または全身ステロイド薬)による治療を要する喘息,あるいはこうした治療にもかかわらず「コントロール不良」である喘息。「コントロールに,高用量ICSおよびLABA,加えてLTRA,SRT,LAMA,OCS,抗IgE抗体,抗IL-5/IL-5受容体α抗体の投与を要する喘息,またはこれらの治療でもコントロール不能な喘息」を指す。

(2)疫学:全喘息患者に占める難治性喘息/重症喘息の頻度は,5~10%と考えられる。

(3)治療:重症持続型喘息に対しては,高用量の吸入ステロイド薬と長時間作用性β2刺激薬の併用(配合薬)を基本として,ロイコトリエン受容体拮抗薬,テオフィリン徐放製剤,長時間作用性抗コリン薬などを追加するのが標準治療である。標準治療でもコントロールが困難な場合は,経口ステロイド薬(できるだけ連用を避けて必要最小限投与)や抗IgE抗体,抗IL-5抗体,抗IL-5受容体抗体などの生物学的製剤の使用を考慮する。

【文献】

1) 日本呼吸器学会難治性喘息診断と治療の手引き2019作成委員会, 編:難治性喘息診断と治療の手引き2019. 日本呼吸器学会, 2018.

【解説】

堀口高彦,近藤りえ子  藤田医科大学呼吸器内科学Ⅱ講座 *教授

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