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発熱・意識障害を主訴に受診した男性の骨盤内病変[画像診断道場~実はこうだった(169)]

No.5033 (2020年10月10日発行) P.1

三輪 槙 (都立広尾病院救命救急センター)

中島幹男 (都立広尾病院救命救急センター医長)

登録日: 2020-10-08

最終更新日: 2020-10-07

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80歳代,男性。主訴:発熱・意識障害
生活歴:老人ホームに入所中だが意思疎通は可能,ADLは車椅子移動。
現病歴:搬送前日より38℃台の発熱を認め,搬送当日に意識レベルが低下し,救急搬送された。来院時のバイタルサインは,意識レベル E4V4M5,血圧102/43mmHg,心拍数79回/分,呼吸数20回/分,体温36.8℃,SpO2 96%(室内気)だった。本人の自覚症状はなく,身体所見上も,意識障害以外に特記すべき異常所見はなかった。採血で白血球12600/μL,CRP 30mg/dLと炎症反応の上昇を認め,熱源検索のためCTを撮影した。胸部に異常所見はなく,腹部〜骨盤CTを示す。どのような病態が考えられるだろうか?

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