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■NEWS 新型コロナDNAワクチン、9月上旬から阪大病院でも治験

No.5028 (2020年09月05日発行) P.68

登録日: 2020-08-24

最終更新日: 2020-08-25

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バイオ製薬企業のアンジェスは8月21日、開発中の新型コロナウイルス感染症向けDNAワクチンについて、大阪市立大病院に続き阪大病院(大阪大学医学部附属病院)で実施する第1/2相臨床試験(治験)の概要を発表した。

試験は、大阪市立大病院での治験と同様「健康成人志願者」が対象で、ワクチンとして最適な接種間隔や接種回数を検討するのが目的。当初、阪大病院での治験はさらに対象者を増やすとみられていたが、目標症例数も大阪市立大病院での治験と同じく「30例」とされている。

アンジェスは「今後、治験の諸準備を整え、9月上旬より接種を開始する」としている。

試験成績の速報は10月以降

大阪市立大病院での治験は既にすべての接種が完了。アンジェスは大阪市立大病院と阪大病院での試験成績の速報を2020年第4四半期(10~12月)に公表する意向。

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