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高血圧でふらつきを認める症例でも帰宅させずに心電図をとる![“すきドリ” すき間ドリル! 心電図~ヒロへの挑戦状~(21)]

No.5014 (2020年05月30日発行) P.7

杉山裕章 (京都府立医科大学附属病院循環器内科)

登録日: 2020-05-29

最終更新日: 2020-05-27

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84歳,女性。独居。一緒に来院した娘の話では次のようであった。

「おとついまでは全然元気で過去に大きな病気したこともないんですよ。昨日ね,一人で買い物に行った帰りに,ふらふらして家の近くでへたり込んでいたところをお隣さんに教えてもらったんです。私が駆けつけた時にも,歩くとだいぶふらついているように見えました。家で一晩休んで昨日よりは少しマシな気もしますが,何か歩くときが頼りなさげなんで連れてきました」

内服薬:なし。意識清明,血圧224/103mmHg,脈拍56/分・整,酸素飽和度(SpO2)98%。明らかな四肢の麻痺や構音障害などはない。
WBC 6360/μL,Hb 15.1g/dL,Cre 0.77mg/dL,BUN 15mg/dL,Na 142mEq/L,K 3.1mEq/L,CK 121U/L,CK-MB 10U/L,CRP 0.61mg/dL,心筋トロポニンT:陰性。

受診時の12誘導心電図を示す(図1)。過去の記録なし。頭部CT,MRIにて脳卒中を示唆する所見は見られず。高血圧や電解質異常に伴う症状として帰宅させて良いか?

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