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特集:点耳薬・点鼻薬の上手な使い方

No.4998 (2020年02月08日発行) P.18

高橋優二 (井上病院総合内科)

宗 謙次 (北九州総合病院 耳鼻咽喉・頭頸部外科)

登録日: 2020-02-07

最終更新日: 2020-02-05

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高橋優二●1999年長崎大学医学部卒業。長崎大学耳鼻咽喉科入局。2004年福井大学救急総合診療部,2005年済生会福岡総合病院臨床教育部等を経て,2013年より現職

Ⅰ 点耳薬

1 点耳薬の対象疾患
・耳漏がある患者
・耳垢が取れない患者
注意!鼓膜穿孔のない急性中耳炎の場合は効果なし

2 点耳薬の種類
①抗菌薬
②ステロイド薬
③耳垢水

3 点耳薬の使用法
(1)人肌程度に温めて使用する
(2)点耳の実際
・側臥位とし,患耳を上にして滴下する
・耳介を後方に牽引し外耳道をまっすぐにして点耳する
・(鼓膜穿孔がある中耳病変の場合)耳珠を圧迫しパンピングを行う
・そのままの体勢で10分程度耳浴
 (耳漏で鼓膜の観察ができない場合は,耳洗浄が有効)

Ⅱ 点鼻薬

1 点鼻薬の対象疾患
・アレルギー性鼻炎
・嗅覚障害

2 点鼻薬の種類
①ステロイド薬
②抗ヒスタミン薬
③ケミカルメディエーター遊離抑制薬
④血管収縮薬

3 点鼻薬の使用法
・アレルギー性鼻炎において鼻噴霧用ステロイドの効果は高い
・鼻噴霧用ステロイドは,花粉症の場合,初期療法として使用できる
・点鼻用血管収縮薬の使用は最小限とする

4 点鼻薬使用に関する注意点
(1)血管収縮薬:薬剤性鼻炎に注意
(2)ステロイド薬:安全性が高いが,漫然とした長期間使用は避ける

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