株式会社日本医事新報社 株式会社日本医事新報社

CLOSE

ジベルバラ色粃糠疹[私の治療]

No.4975 (2019年08月31日発行) P.41

藤田靖幸 (市立札幌病院皮膚科副医長)

登録日: 2019-09-01

最終更新日: 2019-08-28

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
    • 1
    • 2
  • next
  • 10~30歳代の若年層に好発する炎症性皮膚疾患であり,HHV-6やHHV-7感染が病態に関与することが多い。躯幹を中心に,辺縁がわずかに隆起し薄い鱗屑を付着する長径1~5cm程度の淡紅色斑が多発する。瘙痒は一般的に乏しいが,強いかゆみを訴える例もめずらしくない。これらの皮疹は皮膚割線に沿って分布し,背部では特徴的なクリスマスツリー状の配置を取ることが多い(図1)。約半数の症例では最初に大型の皮疹が1個みられ,ヘラルドパッチ(herald patch)と呼ばれる(図2)。通常は1~3カ月程度で自然治癒する。再発例は多くない。



    ▶診断のポイント

    発症年齢と,特徴的な分布の皮疹が躯幹優位に出現することで比較的容易に診断は可能である。ヘラルドパッチが見つかるとなお良い。最近は四肢にも皮疹が目立つ非典型例が散見される。

    ▶私の治療方針・処方の組み立て方

    自覚症状に乏しければ,予想される経過を十分に説明し,無治療で経過観察する。

    瘙痒が強い例では,真菌感染を否定した上でステロイド外用や抗ヒスタミン薬の内服を試みる。

    海外では,紫外線療法(ナローバンドUVB,ブロードバンドUVB,UVA1)やアシクロビル内服,エリスロマイシン内服などの有効性が報告されているが,無効であったとする報告もあり議論がわかれる。いずれも保険適用はない。

    残り547文字あります

    会員登録頂くことで利用範囲が広がります。 » 会員登録する

    • 1
    • 2
  • next
  • 関連記事・論文

    もっと見る

    関連書籍

    関連求人情報

    もっと見る

    関連物件情報

    もっと見る

    page top