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■NEWS 経口抗HIV薬シムツーザ、7月3日に薬価収載へ―中医協

No.4967 (2019年07月06日発行) P.65

登録日: 2019-06-27

最終更新日: 2019-06-27

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中央社会保険医療協議会総会は6月26日、ヤンセンファーマが承認を取得した4剤配合の経口抗HIV薬「シムツーザ」(一般名:ダルナビル エタノール付加物/コビシスタット/エムトリシタビン/テノホビル アラフェナミドフマル酸塩)について、7月3日付で薬価収載(保険適用)することを了承した。算定薬価は1錠4751.00円。適応疾患の特性を踏まえた緊急収載となる。

シムツーザは、ダルナビル800mg、コビシスタット150mg、エムトリシタビン200mg、テノホビル アラフェナミド10mgの配合剤。ヤンセンファーマによると、日本の「抗HIV治療ガイドライン」で推奨されているレジメンの有効成分を111錠で内服できる固定用量配合錠の中で、キードラッグであるプロテアーゼ阻害剤を国内で初めて配合した製剤となる。

同薬の適応はHIV1感染症。成人および12歳以上かつ体重40kg以上の小児には、11錠を11回食事中または食直後に経口投与する。

通常、新医薬品は薬価収載の翌月初日から1年間は、114日分を限度として処方することになっているが、HIV感染症の治療薬は、市販後は全例調査が義務づけられており、患者の安全性確保は実施されていると考えられるため、同剤は、処方日数の制限は設けないこととなった。

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