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■NEWS 月1000万円超レセプト、17年度は500件突破で過去最多―健保連

No.4928 (2018年10月06日発行) P.18

登録日: 2018-09-25

最終更新日: 2018-09-25

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健康保険組合連合会(健保連)は25日、2017年度に申請されたレセプトのうち、月額医療費が1000万円を超えた「高額レセプト」が532件(前年度比48件増)に上り、3年連続で過去最多を更新したと発表した。最高額は血友病A(血液凝固第Ⅷ因子障害)の7915万7950円で、上位6件までは全て「血友病A」が占めている。

高額レセプトが500件を超えたのは初。532件のうち、2000万円以上の件数も過去最多の72件(前年度比3件増)で、13年度の36件から4年間で2倍に急増している。その要因として健保連は、特発性拡張型心筋症に対する植込型補助人工心臓の装着手術の増加を挙げている。

上位100件を疾患別にみると、「循環器疾患」が41件(前年度比増減なし)、「血液疾患」が23件(同11件増)、「先天性疾患」が5件(同3件減)、「悪性腫瘍」が1件(同1件増)、「その他」が30件(同13件増)だった。「その他」の中で前年度から最も増加した疾患は、昨年8月に治療薬「スピンラザ」(一般名:ヌシネルセン)が保険適用となった脊髄性筋萎縮症(0件→5件)だった。

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