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臨床で使える! 甲状腺疾患診療のテキスト【電子版付】

甲状腺疾患診療の「ここを知りたい」「こんなときどうする?」に応える1冊!

定価:5,940円
(本体5,500円+税)

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編著: 深田修司(隈病院 内科顧問)
判型: B5判
頁数: 352頁
装丁: 口絵カラー
発行日: 2019年09月30日
ISBN: 978-4-7849-7292-0
版数: 第1版
付録: 無料の電子版が付属(巻末のシリアルコードを登録すると、本書の全ページを閲覧できます)

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  • テーマを細かく区切って、自分が知りたいことをピンポイントですくい上げられるように構成。関連する記述への誘導が各箇所で示されており、全体を融合して読むことが可能です。
  • 好評書『jmedmook17 外来でどう診る?甲状腺疾患』をベースに、より深い理解を得られるよう、「ちょっと視点を変えて」読める項目を大幅に増やしました!
  • この1冊を読めば、実地臨床に即した甲状腺疾患診療の基本と全体像がわかります。

目次

第1章 外来診療で甲状腺疾患を診るために必要な基礎知識
1.これだけは知っておきたい問診,触診,視診,解剖など
2.甲状腺の発生
  ちょっと視点を変えて1─これだけは知っておきたい遺伝のこと
  ちょっと視点を変えて2─遺伝子解析の方法

第2章 甲状腺疾患を鑑別するための各種検査
1.甲状腺機能検査で何がわかる?
  ちょっと視点を変えて3─アッセイ系に影響を及ぼす因子,ビオチンについて
  ちょっと視点を変えて4─TSH,FT4測定方法の標準化
  ちょっと視点を変えて5─甲状腺機能に影響を及ぼす薬剤
2.自己免疫の検査で何がわかる?─TRAbなど
  ちょっと視点を変えて6─抗ペンドリン抗体と甲状腺疾患
  ちょっと視点を変えて7─成長曲線って何?
3.画像検査で何がわかる?
(1)超音波検査
(2)CT検査
(3)核医学検査
4.細胞診で何がわかる?
  ちょっと視点を変えて8─ベセズダシステムとは
  ちょっと視点を変えて9─甲状腺穿刺経路再発とは
  ちょっと視点を変えて10─甲状腺穿刺後の急速腫脹
  ちょっと視点を変えて11─細胞診のついでに

第3章 甲状腺中毒症の診かた
甲状腺中毒症の鑑別診断─日常診療で押さえておきたい甲状腺中毒症
A.甲状腺機能亢進を伴う甲状腺中毒症
1.Basedow病
(1)Basedow病の病因
  ちょっと視点を変えて12─EBウイルスとBasedow病
  ちょっと視点を変えて13─ストレスとBasedow病は本当に関連しているのか?
(2)Basedow病の診断
  ちょっと視点を変えて14─M22-TRAb・TSAb陰性のBasedow病はあるのか?
  ちょっと視点を変えて15─摂取率の測定ができなくて診断に困ったことはあるか?
(3)Basedow病の治療─総論
(4)抗甲状腺薬の作用機序─MMIとPTUの抗甲状腺薬の作用と将来の展望
(5)抗甲状腺薬の副作用を覚えておこう!
  ちょっと視点を変えて16─HTLV-1関連ぶどう膜炎
(6)抗甲状腺薬による治療
  ちょっと視点を変えて17─難治性(T3優位型)Basedow病
  ちょっと視点を変えて18─無機ヨウ素の上手な使い方
  ちょっと視点を変えて19─抗甲状腺薬の上手な減量の仕方
  ちょっと視点を変えて20─寛解の指標は?
  ちょっと視点を変えて21─Basedow病と心房細動
(7)アイソトープ(RI)による治療
  ちょっと視点を変えて22─小児のアイソトープ治療
  ちょっと視点を変えて23─甲状腺体積の変化率でアイソトープ治療の効果がわかる
  ちょっと視点を変えて24─ヨウ化カリウム(KI)を前治療に使用したアイソトープ治療
  ちょっと視点を変えて25─TRAbを効果的に減少させるには?
(8)手術による治療
  ちょっと視点を変えて26─(手術)後出血
  ちょっと視点を変えて27─神経モニター
2.Plummer病など─機能性結節性病変による甲状腺中毒症
  ちょっと視点を変えて28─uptakeの低い中毒性多結節性甲状腺腫(toxic multinodular goiter;TMNG)
  ちょっと視点を変えて29─Marine-Lenhart症候群とは
3.妊娠時一過性甲状腺中毒症
4.TSH産生下垂体腫瘍(TSHoma)
  ちょっと視点を変えて30─TSHomaとPlummer病の合併
5.非自己免疫性甲状腺機能亢進症
6.その他の甲状腺機能亢進症─卵巣甲状腺など

B.甲状腺機能亢進を伴わない甲状腺中毒症
1.無痛性甲状腺炎
  ちょっと視点を変えて31─無痛性甲状腺炎の発見
  ちょっと視点を変えて32─無痛性甲状腺炎とBasedow病の血流
2.亜急性甲状腺炎
  ちょっと視点を変えて33─亜急性甲状腺炎でのTgAb, TPOAb出現をどう考える
か?
  ちょっと視点を変えて34─おたふくかぜ(ムンプス,流行性耳下腺炎)と亜急性甲状腺炎
3.外因性甲状腺中毒症
  ちょっと視点を変えて35─甲状腺ホルモンを摂取しない患者への対応

C.甲状腺中毒症を伴うこともある疾患
1.橋本病急性増悪
2.急性化膿性甲状腺炎
  ちょっと視点を変えて36─PTP(press through package)包装シート誤飲と急性化膿性甲状腺炎
  ちょっと視点を変えて37─急性化膿性甲状腺炎の発見

第4章 甲状腺眼症の診かた
1.眼科医の立場から
2.内科医の立場から

第5章 妊娠・出産と甲状腺疾患の診かた
1.妊娠・出産時の甲状腺疾患
  ちょっと視点を変えて38─胎児の超音波検査

第6章 甲状腺機能低下症の診かた
1.甲状腺機能低下症の原因
2.原発性甲状腺機能低下症の治療
  ちょっと視点を変えて39─橋本病甲状腺機能低下症─低下症からの回復
  ちょっと視点を変えて40─甲状腺全摘後の甲状腺機能低下症の治療
  ちょっと視点を変えて41─服薬アドヒアランスについて/レボチロキシン週1回投与を考える
3.下垂体性甲状腺機能低下症
  ちょっと視点を変えて42─自己免疫性視床下部下垂体炎と産後甲状腺炎の合併
  ちょっと視点を変えて43─抗PIT-1抗体症候群(抗PIT-1下垂体炎)
4.視床下部性甲状腺機能低下症
  ちょっと視点を変えて44─low T3症候群

第7章 潜在性甲状腺機能異常症の診かた
1.潜在性甲状腺機能異常症

第8章 甲状腺腫瘍の診かた
1.腫瘍をみるために押さえておきたいポイント
2.良性腫瘍とそのフォローアップの仕方
3.悪性腫瘍総論
  ちょっと視点を変えて45─ダブリングタイムとダブリングレイト
4.甲状腺微小がん
  ちょっと視点を変えて46─危険な微小がんの見分け方
5.乳頭がん・濾胞がん
  ちょっと視点を変えて47─濾胞がんの術前診断は可能か?超音波検査の立場から,細胞診の立場から
6.甲状腺髄様がん
  ちょっと視点を変えて48─予防的手術
7.甲状腺リンパ腫
  ちょっと視点を変えて49─リンパ腫の分子診断
8.未分化がん
9.特殊ながん─篩型乳頭がん(CMV-PTC),びまん性硬化型乳頭がん(DSV-PTC)など
  ちょっと視点を変えて50─ITET/CASTLE/Intrathyroid Thymic Carcinoma
10.小児の甲状腺腫瘍の特徴

第9章 遺伝子異常を背景に持つ甲状腺疾患の診かた
1.甲状腺ホルモン不応症
2.成人の甲状腺ホルモン合成障害
3.家族性多結節性甲状腺腫

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序文

序 文
2011年12月にjmedmook「外来でどう診る? 甲状腺疾患」を出版して8年が経ちました。
この度, 改訂・単行本化の依頼があったとき, 思わず考え込んでしまいました。はたしてこの8年の間,何かsomething newはあったのだろうか,と。自分ひとりで考え込んでいても仕方がないので,初版の執筆者の先生方にメールで尋ねることにしました。その結果,驚くべきことに,ほとんどの執筆者からpositiveな回答を得たのです。中には「この分野は日進月歩です」という力強いお返事もありました。これらの言葉に励まされ,新版「甲状腺疾患診療のテキスト」の制作を決意したわけです。
本書では,ご好評を頂いた初版本の骨格をほぼ踏襲することとし,さらに新しい項目も付け加えました。視点を少し変えて物事を眺めてみるとより問題点が明らかになる場合がありますので,もっと深い理解を促すために,「ちょっと視点を変えて」の項目も大幅に増やしました。また,同じテーマについて何人かの執筆者に書いて頂きました。実地臨床は教科書通りにはいかないものであり,医師それぞれによって当然見解の相違があります。臨床上,大きなミスは絶対に許されるものではありませんが,たとえば抗甲状腺薬の減量の仕方など,多少の幅があってもよいのではないでしょうか。さらに,本書では,重要と思われる内容については何回も繰り返し書いて頂きました。そして,いかにして新しい病気が発見されたのかについても,実に感動的に,かつ興味深く書いて頂きました。甲状腺疾患診療に必要な基本的事項は本書に網羅されていると思いますが,もちろんまだまだ不十分なところがあります。その不足分については他を当たって頂かなくてはなりませんが,本書をまず理解して頂ければ,他書や文献も容易に理解できるものと信じています。
この本を一読して頂いたあとに,甲状腺疾患の枝葉末節ではなく,全体像がおぼろげにでも見えてくるようであれば幸いです。そしてなんと言っても「甲状腺疾患って,こんなに面白いのか! よし,ひとつここはさらに勉強してみよう」と思って頂けたら,編者の望外の喜びです。
最後になりましたが,本書は臨床の第一線で活躍されている臨床家によって出来上がりました。お忙しい中,執筆を快く引き受けて下さった先生方に心より感謝申し上げます。
2019年9月  深田修司

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正誤情報

下記の箇所に誤りがございました。謹んでお詫びし訂正いたします。

・ 315ページ 下から4行目

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