株式会社日本医事新報社 株式会社日本医事新報社

脂漏性皮膚炎

登録日:
2017-03-16
最終更新日:
2017-06-20
朝比奈昭彦 (東京慈恵会医科大学皮膚科学講座教授)
    • 1
    • 2
  • next
  • ■疾患メモ

    皮脂腺の多い脂漏部位や間擦部に生ずる,日常よく見る慢性の皮膚炎である。

    乳児と成人では臨床像が異なって連続性もなく,後者は中年男性に多い。乳児を除けば必ずしも皮脂の分泌増加を伴わず,その質的変化が想定される。

    脂漏部位に常在するマラセチア菌により分解された皮脂による刺激や菌に対する免疫反応が炎症をもたらすと考えられる。

    ■代表的症状・検査所見

    【症状】

    乳児では脂性の厚い痂皮(乳痂)を伴う紅斑が,頭皮と顔面,おむつ部にみられる。

    成人では頭皮,眉毛内側から眉間,鼻唇溝,耳介内側と後面,胸背部に好発し,時に腋窩や乳房下,臍部,陰股部など間擦部に認める。

    油脂性あるいは乾いた鱗屑を付着する黄色調の紅斑を呈し,頭皮はフケ症となる。体幹はしばしば長円形の局面を多発する。

    そう痒はあっても軽い。

    【検査所見】

    特異的な所見はないが,酸性メチレンブルー液を用いた鱗屑の直接鏡検でマラセチア菌の酵母形を観察できる。

    1166疾患を網羅した最新版
    1361専門家による 私の治療 2019-20年度版 好評発売中


    書籍版(本体9,000円+税)の詳細は
    コチラより
    書籍版よりも4,000円お得なPDF版(本体5,000円+税)の購入は
    コチラより

    コンテンツサービスについて

    2ページ目以降は、書籍版またはPDF版購入者か有料会員のみご覧いただけます。
    ログインした状態でないとご利用いただけません ログイン画面へ
    新規会員登録・シリアル登録の手順を知りたい 登録説明画面へ
    その他のWebコンテンツや電子書籍を知りたい コンテンツ一覧へ

    • 1
    • 2
  • next
  • 関連記事・論文

    page top