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好酸球性胃腸炎

登録日:
2017-03-16
最終更新日:
2017-07-13
松本啓志 (川崎医科大学消化管内科学講師)
塩谷昭子 (川崎医科大学消化管内科学教授)
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  • ■疾患メモ

    好酸球性消化管疾患(eosinophilic gastrointestinal disorders:EGID)は,消化管粘膜上皮内への好酸球浸潤を主とする慢性的なアレルギー性疾患であり,好酸球性食道炎(eosinophilic esophagitis:EoE)と好酸球性胃腸炎(eosinophilic gastroenteritis:EGE)に分類される。

    2015年より新規に指定難病とされた。臨床像と生検診断・病理組織学的所見を組み合わせて診断確定するように,診断基準および指針が作成されている(表1,2)。

    05_26_好酸球性胃腸炎

    病因・病態の解明はまだ十分になされていない。アレルギー疾患の増加に伴い,今後日常診療において遭遇する機会は増加すると考えられている。

    ■代表的症状・検査所見

    【症状】

    EoEは嚥下困難,つかえ感を有することが多い。その他,胸焼け,胸痛もある。

    EGEは腹痛,下痢が多い。

    【検査所見】

    末梢血の好酸球増多は,EoEは30%程度であるが,EGEでは90%以上に認められる。

    EoEは,内視鏡検査では縦走溝や白斑が高頻度に認められる。EGEの内視鏡所見は,粘膜のびらん,発赤,浮腫,難治性潰瘍などが報告されているが,特徴的な所見はなく内視鏡所見のみで診断の確定はできない。

    症状スコア12~19点および重症度分類を参考にする。

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