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上腸間膜動脈症候群

登録日:
2017-03-16
最終更新日:
2017-03-28
加藤真吾 (埼玉医科大学総合医療センター消化器・肝臓内科准教授)
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  • ■疾患メモ

    解剖学的に十二指腸の水平部が上腸間膜動脈と腹部大動脈,もしくは椎体の間に挟まれるように存在するため,痩せて内臓脂肪が少なくなった場合や術後の癒着などで上腸間膜動脈と腹部大動脈の間隔が狭くなった場合に,水平部が圧迫されて通過障害を起こす。

    10~30代の若年者に多い1)

    上腸間膜動脈症候群(superior mesenteric artery syndrome)の原因として,神経性食思不振症などの急激な痩せ,内臓下垂,脊椎前腕・側弯,術後の影響などが挙げられる。

    ■代表的症状・検査所見

    【症状】

    食後の膨満感,腹痛や嘔吐を生じる。嘔吐後に症状が改善することが多く,腹臥位や左側臥位など上腸管膜動脈と腹部大動脈との角度が開く体位をとると改善する傾向にある。

    【検査所見】

    腹部X線:double bubble signを認める。

    上部消化管造影・低緊張性十二指腸造影:十二指腸水平脚のcut off sign,straight line obstruction,to-and fro-peristalsisなどが特徴である。

    腹部CT・腹部超音波:aorta-SMA angleの狭小化,aorta-SMA distanceの短縮(超音波ではangle<25°,distance<8~10mm)2)3)がみられる。

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