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食道炎

登録日:
2017-03-16
最終更新日:
2017-03-28
木下芳一 (島根大学医学部内科学講座第二教授)
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  • ■疾患メモ

    食道炎(esophagitis)は,食道に炎症が起こり不快な症状が引き起こされる疾患の総称である。

    原因としては,胃食道逆流,好酸球性食道炎などのアレルギー,腐食性物質や高温の食品の嚥下などの物理化学的刺激,カンジダやサイトメガロウイルス(cytomegalovirus:CMV)などの感染,ベーチェット病などの全身疾患の1分症,などが考えられる。病因は多様であるが症状は類似している。

    治療は病因に合わせて行う。

    ■代表的症状・検査所見

    【症状】

    胸焼け,胸痛,嚥下障害などの症状を訴えることが多い。炎症が軽度である場合には自覚症状がないこともある。

    【検査所見】

    内視鏡検査を行うと食道粘膜の発赤,浮腫,白濁,血管透見像の不良,びらんなどが認められる。

    粘膜の生検では,炎症のステージによって上皮の壊死,上皮細胞間隙の拡大,上皮基底層の拡大,上皮乳頭の延長,上皮層内への炎症細胞の浸潤,粘膜固有層の線維化などの変化がみられる。

    持続する慢性の炎症のために線維化が進行し,食道の狭窄が起こるようになると,X線検査による食道透視で食道の管腔狭窄がみられる。血液検査で異常が認められることは少ない。

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