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転移性心臓腫瘍

登録日:
2017-03-16
最終更新日:
2017-03-29
伊藤 宏 (秋田大学医学部循環器内科学・呼吸器内科学分野教授)
佐藤和奏 (秋田大学医学部循環器内科学・呼吸器内科学分野)
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  • ■疾患メモ

    転移性心臓腫瘍は,原発性心臓腫瘍と比較して圧倒的に多い。発生頻度は報告により大きく異なるが,原発性心臓腫瘍の数百倍に上ると考えられている1)2)

    原発巣は肺癌が最も多く,ついで乳癌(),食道癌,胃癌,腎癌などが多い。転移経路としては,隣接臓器からの直接浸潤,血行性転移やリンパ行性転移による遠隔転移,上下大静脈や肺静脈からの直接進展などがある3)

    04_49_転移性心臓腫瘍

    ■代表的症状・検査所見

    【症状】

    原発巣の症状が先行することが多い。心臓症状は多彩であり,心膜液貯留による心タンポナーデや,心筋に浸潤した場合には,伝導障害やうっ血性心不全が出現することがある。

    【検査所見】

    CTなど画像検査で原発巣の精査中に発見されることが多い。直接浸潤の場合は肺門部肺癌から心膜・心筋浸潤,リンパ行性転移の場合は心膜転移,血行性転移の場合は心筋内転移の形態を呈することが多い。中でも心膜浸潤は高率に認められ,肺癌の場合は左房へ直接浸潤することが多い。経胸壁心エコー検査,さらに経食道心エコー検査を行うことにより,腫瘍の可動性や付着状況,血行動態への影響などを把握することができる。

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