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過換気症候群

登録日:
2017-03-16
最終更新日:
2017-07-11
漆畑一寿 (信州大学医学部内科学第一教室)
花岡正幸 (信州大学医学部内科学第一教室教授)
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  • ■疾患メモ

    不安・緊張などの心因的ストレスを契機に,頻呼吸・呼吸困難感を生じる。

    肺・気道などに器質的異常を伴わない。

    ■代表的症状・検査所見

    【症状】

    呼吸困難感を訴え,頻呼吸となる。

    しばしば,手指や口唇のしびれ,こわばりを生じる。呂律が回らないこともある。

    しびれ・こわばりは,血液中のカルシウムイオンが減少するためにテタニー症状として生じる。

    同様の機序で,「産科医の手(図1)」,Chvostek徴候,Trousseau徴候なども生じうる。Chvostek徴候は,外耳孔前方を叩打することで,口唇,尾翼,眼瞼などの顔面筋の痙攣を生じることをいう。Trousseau徴候は,血圧計のマンシェットで収縮期血圧以上に3分間阻血することにより,手の攣縮を生じることである(「産科医の手」のようになる)。

    03_43_過換気症候群

    不安,緊張など心因性ストレスを契機に生じることが多く,繰り返して生じることが多い。患者が冷静さを失い,興奮していることも多い。

    若年女性に多くみられるが,性別・年齢に関係なく生じうる。

    【検査所見】

    動脈血ガス分析で,呼吸性アルカローシスが認められる。

    肺胞気・動脈血酸素分圧較差(A-aDO2)の開大がない。

    動脈血酸素分圧(PaO2)は高値を示す。

    胸部画像所見で異常が認められない。

    カルシウムイオンの減少によって,心電図上QT時間が延長する。

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