株式会社日本医事新報社 株式会社日本医事新報社

眼の充血

登録日:
2017-03-16
最終更新日:
2017-06-12
出田真二 (出田眼科病院)
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  • ■治療の考え方

    睡眠不足や眼精疲労に伴うものなど治療を要しない充血もあるが,視力障害や疼痛を伴うものなどは重篤な視機能障害を生じる可能性もあるので眼科を受診する。

    結膜の感染や炎症,ぶどう膜炎などの眼内炎症に伴う充血,急性緑内障発作に伴う充血などがある。

    ■病歴聴取のポイント

    【発症様式】

    流行性角結膜炎ではまず片眼の充血,眼脂が生じ,4~5日後にもう片眼に発症することが多い。

    急性緑内障発作では急に片眼の充血,眼痛,視力低下,頭痛,嘔気が生じる。

    【症状】

    眼表面の痛みや異物感がある場合はコンタクトレンズやドライアイによる角膜上皮障害,角結膜の異物に伴う充血がある。

    眼深部痛がある場合は高眼圧や眼内炎症に伴う充血がある。

    眼脂がある場合は感染性結膜炎,かゆみがある場合はアレルギー性結膜炎が考えられる。

    ■バイタルサイン・身体診察のポイント

    【バイタル】

    拍動性眼球突出を伴う充血として内頸動脈海綿静脈洞瘻がある。頭部MRIで評価する。

    【身体診察】

    翼状片があると,慢性的に充血があるように見える(図1)。これは,紫外線の影響などで主に鼻側の眼球結膜から血管を伴った増殖組織が角膜上に進展してくるものである。


    眼球結膜充血と似て非なるものとして結膜下出血がある(図2)。これは結膜血管の破綻による結膜下の内出血であり,ほとんどの場合病的意義はなく自然消退を待つのみである。

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