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視力障害

登録日:
2017-03-16
最終更新日:
2017-06-12
出田真二 (出田眼科病院)
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  • ■治療の考え方

    視力障害の原因が中枢神経に起因するものであれば,脳神経外科または神経内科的治療となり,眼球に起因する場合は眼科的治療となる。

    ■病歴聴取のポイント

    【発症様式】

    突然発症:網膜中心動脈閉塞症(眼動脈閉塞)や硝子体出血などを疑う。

    数時間~数日間かけて発症:網膜剥離,急性緑内障発作などを疑う。

    数カ月~数年かけて発症:白内障,加齢黄斑変性症,糖尿病網膜症などを疑う。

    外傷後:眼球破裂や外傷性視神経障害などを疑う。

    【持続時間】

    器質的異常があれば,通常は視力障害が自然軽快することはない。

    一時的なかすみ目であれば,眼精疲労が考えられる。

    一過性黒内障は血栓による眼動脈の一時的な閉塞で数分間視力が消失したのち改善する。

    閃輝暗点は視野の中心付近からギザギザとした歯車様の光が現れ,しだいに視野全体を覆う。持続時間は30分前後で典型例ではその後に頭痛が生じる。片頭痛の前駆症状である。

    ■バイタルサイン・身体診察のポイント

    【バイタル】

    ペンライトにて直接対光反射,間接対光反射をみる。交互対光反応試験(swinging flashlight test)にて瞳孔径に差があれば,縮瞳の弱い側が相対的求心性瞳孔反応異常(relative afferent pupillary defect:RAPD)陽性である。

    【身体診察】

    直像鏡にて眼底を観察する。視神経乳頭浮腫があれば頭蓋内圧亢進が疑われる。

    急性緑内障発作では激しい頭痛,嘔気,悪心がある。瞳孔は中等度散大した状態で固定し対光反射が消失する。

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