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聴力障害

登録日:
2017-03-16
最終更新日:
2023-04-05
稲垣康治 (稲垣耳鼻咽喉科医院院長)
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  • ■治療の考え方

    まず発症経緯を聴取し,聴力障害の原因検索を優先する。

    耳痛,めまい等を伴う場合は対症療法が必要だが,聴力障害に対する緊急性は少なく,数日以内の専門医受診で対応可能なことが多い。

    ■病歴聴取のポイント

    患者背景:年齢,性別,生活環境,聴力障害既往の有無は診断のヒントになる。

    発症経緯:いつ,どこで,何をしているときに発症したか聴取する。

    持続時間:症状が持続的か,断続的か,一過性かを聴取する。

    合併症状:聴力障害のほかに,耳痛,めまい,耳鳴,耳閉感,鼻炎の症状がないか聴取する。

    ■バイタルサイン・身体診察のポイント

    【バイタル】

    中耳炎による発熱,めまい,嘔気を伴う場合の血圧上昇を除き,バイタルは問題ないことが多い。

    【身体診察】

    外耳および鼓膜の所見が最重要である。鼓膜の観察には拡大耳鏡を使用するとよい。内耳の観察は基本的に不可能である。

    外耳疾患や耳垢栓塞,急性中耳炎の診断は容易である。めまいを伴う場合は眼振所見(「§1-7 めまい」参照)も診断の参考になる。

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